元幼稚園教諭、元保育士のひぃです。
保育で使える簡単な楽譜を作成しています!
ト音記号、ヘ音記号の右側に♯(シャープ)や♭(フラット)が何個かあるけど何の意味があるのだろう?
この記事では♯や♭が2つ3つある意味(ハ長調など)について解説します。
シャープやフラットについては下記の記事をご覧ください。
それではスタート♪
シャープ、フラットが2つ3つある意味
ト音記号、ヘ音記号の右側にあるシャープやフラットを調号といいます。
シャープやフラットがついてある音には、それから出てくる同じ音に「♯や♭をつけてください」という意味です。
♯♭の個数によってハ長調や変ロ長調など名前があります。1つずつ解説していきます。
また、同じ調号でも長調(明るいイメージ)と短調(暗いイメージ)の2つに分かれます。
童謡などは長調の歌が多いため、今回は長調を解説します。
♯♭がない(ハ長調)
ト音記号、ヘ音記号の右側に記号がないものはハ長調です。ドの音を主音とします。
日本語では ド=ハ のため、ハ長調と呼びます。
♯1つ(ト長調)
♯1つはト長調です。ソの音を主音とします。
日本語で ソ=ト のためト長調と呼びます。
♯2つ(ニ長調)
♯2つは二長調です。レの音を主音とします。
日本語で レ=ニ のためニ長調と呼びます。
♯3つ(イ長調)
♯3つはイ長調です。ラの音を主音とします。
日本語で ラ=イ のためイ長調と呼びます。
♯4つ(ホ長調)
♯4つはホ長調です。ミの音を主音とします。
日本語で ミ=ホ のためホ長調と呼びます。
♯5つ(ロ長調)
(保育の楽譜では出てこないと思います)
♯5つはロ長調です。シの音を主音とします。
日本語で シ=ロ のためロ長調と呼びます。
♯6つ(嬰ヘ長調)
(保育の楽譜では出てきません!)
♯6つは嬰ヘ長調(えいヘ長調)です。♯ファの音を主音とします。
日本語で ♯ファ=嬰ヘ のため嬰ヘ長調と呼びます。♯がつくと嬰(えい)という言葉になります。
♯7つ(嬰ハ長調)
(保育の楽譜では絶対に出てきません!)
♯7つは嬰ハ長調(えいハ長調)です。♯ドの音を主音とします。
日本語で ♯ド=嬰ハ のため嬰ハ長調と呼びます。♯がつくと嬰(えい)という言葉になります。
♭1つ(ヘ長調)
♭1つはヘ長調です。ファの音を主音とします。
日本語で ファ=ヘ のためヘ長調と呼びます。
♭2つ(変ロ長調)
♭2つは変ロ長調です。♭シの音を主音とします。
日本語で ♭シ=変ロ のため変ロ長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
♭3つ(変ホ長調)
♭3つは変ホ長調です。♭ミの音を主音とします。
日本語で ♭ミ=変ホ のため変ホ長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
♭4つ(変イ長調)
♭4つは変イ長調(へんイ長調)です。♭ラの音を主音とします。
日本語で ♭ラ=変イ のため変イ長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
♭5つ(変ニ長調)
(保育の楽譜では出てこないと思います)
♭5つは変二長調(へん二長調)です。♭レの音を主音とします。
日本語で ♭レ=変二 のため変ニ長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
♭6つ(変ト長調)
(保育の楽譜では出てきません!)
♭6つは変ト長調(へんト長調)です。♭ソの音を主音とします。
日本語で ♭ソ=変ト のため変ト長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
♭7つ(変ハ長調)
(保育の楽譜では絶対に出てきません!)
♭7つは変ハ長調(へんハ長調)です。♭ドの音を主音とします。
日本語で ♭ド=変ハ のため変ハ長調と呼びます。♭がつくと変(へん)という言葉になります。
○○長調の覚え方
♯♭の数によって何調ってすぐに分かる方法があります!
♯の場合、最後の♯の音の1つ上の音が主音になります。
例えば、♯1つだと
ファの音に♯があります。ファの1つ上はソなのでソが主音。ト長調ということになります。
しかし、♭の場合は違います。♭は最後の1つ前にある♭の音が主音になります。
例えば♭2つだと…
シとミの音に♭がついてあります。最後はミなので1つ前はシ。シは♭がついているので♭シが主音。変ロ長調ということになります。
そんな覚え方があるんだな〜と思っていただけたら大丈夫です!
♯♭のつく順番
覚えなくていいですが、♯♭がつく順番は決まっています。
♯は ファドソレラミシ
♭は シミラレソドファ
の順番でついています。
まとめ
♯♭の個数で何調になるかを解説しました。
♯や♭がついている音はその後♯♭がつく音ということを覚えていてくださいね!
他の音楽記号については、下記の記事を参考にしてください。
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